左:整形前 右:整形後
(出典 amd.c.yimg.jp)
こんにちは、現役女子大生ライター雛野まほ(@hinanomaho)です。突然ですが、皆さんは自分のことを不細工だと思ったことはありますか? 私は逆で、自分はそこそこ綺麗なほうだと思っていました。
でも15歳のとき、憧れていたアイドルになって初めて自分が「ブス」だと気づきました。どれだけ努力をしても人気が出るのはいつも可愛い子。ネットの掲示板では「ブス」と書かれ、高校で「アイドルのくせに可愛くない」と面と向かって言われたこともありました。
■東京には、そこら中に可愛い子がいた
努力しても努力してもどうにもならない現実。「ブスならブスなり」にと、お笑い担当になり、ファンは少し増えましたが、この顔では憧れの正統派アイドルとしては、やっていけない現実に毎日泣くばかり。
大学進学を機にアイドルを辞めた私は、ますます自分の顔にコンプレックスを抱くようになります。
なぜなら東京には、街にも大学にもそこら中に可愛い子がいたから。「私は可愛いくない」。そう思うと何をしても楽しい気分にはなれませんでした。特にコンプレックスだったのは歯並びで、写真を撮る時は絶対に口を閉じ、人前で笑う時は手で口を隠していました。
ある日、いてもたってもいられなくなり、審美歯科(美しさに焦点を当てた歯科医療)で診察してもらいました。前歯6本のセラミックで50万円と、大学生の私には目が飛び出るほどの高額な値段でしたが、幼少の頃から母が貯めていてくれたお年玉の貯金で“即日施術”をしました。
綺麗に並んだ仮歯を鏡で見た瞬間、今まで感じたことのないような多幸感を抱きました。人前で口を開けられる……それだけで今までより何倍も楽しい瞬間が増えました。
整形地獄にハマった元アイドルの主張「泣きながら“張ったエラ”を殴り続けた…」
■自分の顔が少しずつ変わっていく嬉しさ
多幸感をもう1度感じたいがあまり、また整形をしようと思いました。今度は涙袋にヒアルロン酸を注入し、輪郭にボトックスという筋肉を衰えさせる注射を打つことに。結構な痛さでしたが、大嫌いな自分の顔が少しずつ変わっていくことに嬉しさが抑えられませんでした。
少し自信もついたことで、もう1度夢を叶えるために芸能事務所に入り、グラビアアイドルの仕事を始めました。
しかし活動の幅を広げたことで、以前よりも容姿を叩かれることが増加。コンプレックスである輪郭を指摘されるたび、「そんなことは分かってる」と最初は腹立たしさを感じていました。
が、徐々に洗脳されるがごとく、自分の輪郭が心底嫌いになっていったのです。鏡を見るたびに辛くなり、泣きながら「張ったエラ」を殴り続ける日もありました。
このままではおかしくなると感じた私は整形の情報を方々で集め、韓国で施術を受けることを決意し、「頬骨削り」「エラ削り」「口筋切除」を予約。金額は日本円にして約60万円。貯金はゼロになりましたが、その時の私にとっては大した問題ではありません。
これで「誰にも文句言われなくなるくらい可愛くなれる」とワクワクが止まらず、術中に亡くなるほどのリスクもありましたが、「この顔のまま生きていくなら死んだほうがいいや」とまで思っていました。
「もう死んでいい」とさえ思っていたが…
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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200208-00262163-bizspa-life&p=2
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